先日、新規設立のクライアントさんからこんなお尋ねがありました。

「社会保険に入りたいんだけど、どうしたらいい?」
ご相談のあった会社は役員さんのみですので、健康保険と厚生年金の加入となります。


社会保険の場合
(1)法人は
   業種・人数に関係なく強制的に適用を受けます。
   と言うことは、入らなければならないと言うことになります。
   
(2)個人事業の場合
  適用業種であれば、
  @従業員が5人以上 → (1)の法人同様に強制適用となります。

  A従業員が5人未満及びサービス業の一部や農林漁業などの非適用業種
   → 任意適用

  となります。
  個人事業の場合、いずれにしても個人事業主は社会保険に入れません。

■社会保険の被保険者
  適用事業所で常用的私用関係にある人が被保険者となります。
  
  常用的使用関係にあるかどうかの目安は、
  @1日又は1週間の勤務時間と
  A1ヶ月の勤務日数が
   それぞれ同様の業務に従事する正社員のおおむね4分の3以上である場合には、
  被保険者とするのが妥当とされています。

  よく新入社員で一定期間の試用期間を定めている事業所がありますが、
  この期間は健康保険法等で規定している「臨時の雇用期間」には該当しないため
  たとえこの期間が1ヶ月でも被保険者の加入手続きを行わなければなりません。

■手続き・・・今回は法人の場合です。

 法人の本店所在地を管轄する「年金事務所」に
 @「健康保険・厚生年金保険 新規適用届」を提出します。
   以前は毎月何日までに提出しないとその月からの加入が出来なかったのですが、
   最近は随時、受け付けてくれるそうです。

   なお、この届出書には法人の「登記簿謄本」(原本)が必要です。
  
 A「被保険者資格取得届」
   加入される方の情報を記入します。
   加入される方の「年金手帳」が必要となります。

 B被保険者に扶養者がいるときは、
  「健康保険被扶養者(異動)届」が必要です。
  配偶者を被扶養者とするときは、配偶者の「年金手帳」、
  16歳以上65歳未満の方は非課税証明書か在学証明書が必要です。

 管轄の年金事務所によって、添付書類が違う場合があります。
 必ず、問合せをしてください。

 健康保険証の交付に1週間から10日かかります。
 加入日同日に提出することをお勧めします。
 (と言っても、設立日に加入しようとしても、謄本が出来ていませんが・・・)

文責:中山亜希子