朝一番に社員より電話があり、
「会社に来る途中に転んでけがをしてしまいました。
 病院に行くのでお休みします。」とのこと。

さて、ここで会社がするべきことはなんでしょう?

まず、この電話を受けたときに
「病院で診察を受けるときに、労災で受診する旨を伝える」
ように社員の方に言ってください。

このときにかかる医療機関が、
労災病院や労災指定病院の場合は、
指定の様式の請求書に記入をして提出することにより
医療を受けたり、薬や治療用具の現物支給が受けられます。

その際には「労働保険番号」が必要となりますので
社会保険関係の資料はわかりやすいところに保管しておきましょう。

もし、実際にかかった病院が労災病院等出ない場合は
とりあえず現金にてかかった費用を各人が支払い、
その費用について所定の様式での請求書を作成し
労働基準監督署に提出して現金支給を待つことになります。

なお、通勤災害と認定されるためには
いくつかの条件をクリアしていなければいけません。

たとえば、会社への通勤途中にコンビニでパンを買うことや
帰宅途中の日々の夕食の買い物などは
「日常生活上必要な行為であって厚生労働省の定めるもの」を
「やむを得ない事由により行うための最小限度のもの」
として認められます。

また、独身の人が帰り道に吉野家で牛丼を食べるのは
通勤災害となりますが、
赤ちょうちんで一杯や映画観賞などは
「移動の経路を逸脱し、又は移動を中断した」
ものとみなされ、通勤災害にはあたりません。

会社を経営していると、日々いろいろなことがおこります。
職場環境を整えることなども含めてトータルで
会社経営のお手伝いができればと思っております。